🎬 MV制作のリアルを体感!
寺尾広大さんによるミュージックビデオ制作講座を開催しました
5月31日(土)、東海市創造の杜交流館にて、現役映像ディレクター寺尾広大さんを講師に迎えた、実践型のミュージックビデオ制作講座を開催しました。
参加対象は高校生以上、午前・午後の2回開催で、高校生から50歳代まで幅広い層にご参加いただきました。
■開催日 2025年5月31日土曜日 ① 10:00~12:30 ②14:00 ~16:30(150分/ 休憩あり)
■応募定員 各回10名(高校生以上)
■参加費 3,300円(税込)
🎸 まずは講師のMVからスタート!
講座開始前の時間には、寺尾さんがギターを務めていたロックバンド
『アーニーフロッグス』時代のMVや、映像ディレクターとして手がけた作品を再生。
若かりし頃の寺尾さんが出演しているMVをみて、今の寺尾さんと見比べる参加者も!
またMV撮影の裏話などもされて、開始前から和やかなムードになりました。

🎤 自己紹介&インタビュー|バンド出身の映像ディレクターが語るリアル
講座の冒頭では、講師の寺尾広大さんによる自己紹介と、参加者へのインタビュー形式のトークセッションが行われました。
寺尾さんは、かつてロックバンド「アーニーフロッグス」のギタリストとして活動していた経験を持ちます。その活動がコロナ禍で制限される中、「自分たちの音楽をどう表現し続けるか?」という問いから映像制作の世界へと足を踏み入れたそうです。
ブライダルの写真カメラマンや映像制作会社での下積み経験をへて、やがてミュージックビデオやイベント映像など、幅広い分野で活躍するフリーランス映像ディレクターに。
「バンドがMVをつくるには限られた資金や時間の中でで作らざるを得ない。その実情がわかるからこそ後押ししたくなるし、その中でより良い映像を制作する事を考えている」とミュージシャン出身だからこそ語れる制作現場の“リアル”を交えてお話しいただきました。

その後は、講師から参加者一人ひとりへのインタビュー。
「参加したきっかけ」「映像を学びたい理由」「普段の活動内容」「今後挑戦したいこと」などを自然な会話の中で引き出し、会場の空気が一気にほぐれていきました。

🎥 MV制作の基礎とこだわり
寺尾さんからはMV制作の基本的な工程(企画・撮影・編集)や、
映像の魅せ方に対する考え方が紹介されました。
今回はワンマン(1人)で企画、撮影・編集を行うディレクターの視点で重要な点をお話ししてくれました。クライアントとどのように信頼関係を構築するか?出来ること・出来ないことを説明し、納得いく着地点を共有することの重要性など、MV制作の現場で試行錯誤しながら作り上げてきた、寺尾さんの
制作で大切にしている点を暑く語ってくれました。

「最初から好きと言うわけではないが、何度も何度も楽曲を聞いて、バンドや曲に興味をもち
それをきっかけにコミュニケーションを繰り返す、自らが相手に興味を持ち好きになることが大切。
少人数でMVを制作するからこそ、クライアントと二人三脚で作り上げる気持ちと関係づくりが重要」」と語り、実際のプロジェクトでの事例も交えて解説。
さらに、使用している機材の説明や、カメラ設定(ISO・シャッタースピード・ログ撮影など)についても初心者にもわかりやすく紹介していただきました。


🔧 いよいよ実践!【ジンバル撮影編】
休憩を挟んだ後は、ジンバルを使って寺尾さんが撮影したミュージックビデオを鑑賞。
基本的なジンバルの使い方や、カメラワークを学びました。

その後、館内の多目的ギャラリーに移動してジンバルを使った撮影実習を実施!
講師のデモンストレーションを見た後、実際にジンバルを持ってカメラを回してみる参加者たち。
「初めての機材で緊張しましたが、想像以上に滑らかな動きが撮れて感動しました」との声も。




🎞 編集の流れと“タイムライン”の見方
その後、実際にジンバルを使って撮影した映像を見比べ、
カメラのモニター越しに見た映像と、画面に写した映像でどのように違うか?を実体験しました。

最後は、撮影した素材をどのように編集するのか、タイムラインの構成や映像の“つなぎ”について解説。
実際に寺尾さんが編集中のタイムイランを見ながら、撮影したものがどのようにMVになるのか?を
わかりやすく解説してくれました。
「ワンマンのディレクションの場合、カメラマンも自分一人なので、
出演者にも理解してもらい同じ曲を様々な角度から撮影し編集素材が足らないようにしている。
多い場合にも20回~30回も同じ曲を通して撮影することもある、」といった実体験に基づいた説明が印象的でした。


📝 参加者の声|リアルな感想を一部ご紹介!
今回の講座には、10代の高校生から50代まで、幅広い世代の参加がありました。
それぞれの視点で得た学びや気づきは多岐にわたり、次につながる前向きな感想が数多く寄せられました。
🎤 機材に触れて感じたこと
「もっとカメラをさわっていたかった!(笑) 動画を作るだけでなく、自分自身を被写体にするには服装や動き方も意識が必要なんだと気づいた」(50代・女性/岐阜市)
「ジンバルには初めて触ったけど、欲しくなった。講座を聞いていて楽しかったし、撮りたい気持ちが湧いてきた」(40代・女性/東海市)
「SONYをおすすめいただき、カメラ購入の悩みが軽くなりました。撮影に伴う“心理”の話は、新しい視点でした」(30代・女性/東海市)
🎬 MV制作や編集に関する気づき
「ミュージシャンの演奏撮影を自分でもしてみたくなった」(50代・女性/安城市)
「機材を個別に扱える講座も今後受けてみたい」(40代・男性/岡崎市)
「実際に活躍されている先生の話が非常に実践的。編集画面を見られたのもよかった」(40代・男性/東海市)
👥 制作体験と“現場感”
「集団で一つの作品をつくる進め方が学べて、知りたかったことがたくさん習得できました」(高校生・女性/東海市)
「祝勝会形式の演出も素敵でした!」
「今後はMVの構成や台本づくりにも踏み込んだ内容を学びたい」(30代・男性/知多市)
💡 クリエイターを目指す人からの声
「個人事業の映像制作に活かしたい。素人でも“創れる”ことへの希望が持てました」(20代・女性/知多市)
「バンドMVやライブ撮影なども今後体験してみたい!」(20代・女性/東海市)
「音響や整音に関する講座も開催してほしい」(20代・女性/常滑市)
🧠 その他の学びと満足度
「ジンバルでの撮影がはじめてだったが、活かせそうな内容でありがたかった」(50代・女性/知多市)
「自分ではなかなか知れない“報酬と納期”などの裏話も聞けてよかった」(30代・男性/知多市)
これらの声からも分かるように、今回の講座はただの体験にとどまらず、「映像をどう活かしていきたいか」というそれぞれの今後に結びつく大きなきっかけとなりました。
寺尾先生からは「実際のアーティストと連携した撮影ワークショップもやってみたいですね!」との
お話もありましたので、次回のワークショップにご期待ください!
