７月４日（金）、東海市創造の杜交流館　北館１階・映像音響調整室にて映像の色彩を調整するカラーグレーディング講座が開催されました。この日は、仕事終わりで参加できるように夜７時から開催しました。講師は、東海市をはじめ海外での撮影も多く手掛ける　フォトグラファー・映像クリエイターの 今井義朗さんが務めました。

▲講師の今井義朗さん

■カラーグレーディングとは

今回参加された方は、写真撮影の経験がある方でこれから動画にチャレンジするため受講されました。今井さんから「動画は１秒間に30枚の静止画を並べている」と説明がありました。そのうえで「写真は一瞬を切り取り色を調整すればよいが、動画は連続して色の調整が必要」と動画で色調整を行う作業の量についてわかりやすく説明がありました。

▲今井さんが撮影した夜景の映像を色加工して説明

■撮影のときから、映像の色をイメージする

今井さんが使用している動画カメラにて、撮影時から編集で色調整を行うための明るさ調整や、記録する撮影モードの説明がありました。「ヒストグラム」という明るさの幅を図形化した表示で、暗すぎず、明るすぎず、編集でしっかり色調整ができるレベルを参加者と共有しました。

▲今井さんが使用する動画撮影カメラ

■カラーグレーディングを実践してみる

参加者は、今井さんも使用している動画編集ソフトDaVinci Resolve（ダビンチディゾルブ）にて、カラーグレーディングを実践しました。教材として使用した窓辺の映像で、夕方の色や、夜の雰囲気などイメージする動画のシーンを色彩で表現しました。